犬と暮らす

【犬の飼い方】を調べる初心者がまず知るべきは【愛犬の性格】だと実感。

2017年12月9日

犬の育て方

愛犬と暮らしはじめて、犬を飼うには「お金」だけではなく「気持ち」に余裕が必要だと実感しています。今回は私が愛犬との暮らしのなかで気づいた犬の飼い方、これはトレーナーさんとは違った考えかもしれませんが書いてみようと思います。

私と愛犬(トイプードル♀)との暮らしは2015年4月から始まりました。生後2か月で我が家にやってきた愛犬は私にたくさんの事を学ばせてくれています。

犬を飼うのが初めて(自分ひとりで育てるのが初めて)だった私はインターネットでコツコツ調べながら躾を頑張っていました。そんな風にインターネットの情報を参考に愛犬を躾していてわかったことがありました。

それは、全ての犬が同じ方法で躾すればうまくいくような書かれ方をしているけれど、犬も人間と同じで性格があり個性があって、目の前にいる犬の性格にあった方法で躾することがうまくいくコツなんだということ。

ごほうびにオヤツなんてあげなくても、飼い主の喜ぶ姿が犬にとってのごほうびになるなんて、犬を飼うまでの私は知りませんでした。

愛犬の性格に合った躾をしてあげる。

犬の育て方

自宅に迎える愛犬と出会うまでに、ペットショップなどでたくさんの犬を見ると思います。

たくさん見てきた犬のなかから今は私の相棒となって共に暮らしている愛犬なわけですが、愛犬との出会いって奇跡のような偶然なんですよね。

私の愛犬はブリーダーの家で生まれた4匹のトイプードルのうちの1匹でした。4匹のうちの2匹は売れ残りそうな外見だったため安く売ってもらえることになりました。その売れ残りそうなオス犬とメス犬からメス犬を私は選びました。それが愛犬。

犬を飼うならオス犬にしようと決めていたので、この瞬間になぜメスを選んだのか今思うと不思議なんですが、この選択のおかげで私は愛犬に出会えました。

さらにいえばトイプードルが欲しかったわけでもなく、たまたま勧められて買った犬。でも抜け毛が少ないのがほんと助かります。コロコロすると私の毛ばっか。

出会いは「縁」なんだなと実感しています。

値段は外見だけのもの、付き合っていくのは内面

犬の育て方

愛犬が売れ残りそうと判断されたのは、トイプードルにしては大きくなりそうだったのと、マズル(口元)や手足が長くなりそうだったからでした。鼻の先っちょも色が少し剥げてました。

実際に、外見はブリーダーさんの予想通りに育っているかもしれません。体重も5㎏近いし、マズルも長いです。手足はドワーフではなく、ちょっと長めのスクエア体型。

そんな理由で安売りされた愛犬ですが、

実際に飼い始めると、固めのウンチをする胃腸の強い子だとわかりました。拾い易くてすごく助かります。値段が高いからといって胃腸の強さまでは保障されてはいません。骨に異常がないかは検診してくれていましたが。

生後2か月の愛犬を眺める私に「性格は大人しい子」とブリーダーさんは教えてくれましたが、吠えない犬なのかなくらいにしか思いませんでした。犬に性格があるってことにピンとこなかったんですよね。

それが、愛犬が1歳になる頃には性格が見えるようになり、3歳にもなると元々もっている性格だけでなく、「飼い主との暮らしでこんな性格になってしまったな」っていう部分も見えてきました。

しつけ易いかどうかは、犬の内面で決まることを知りました。犬の値段は関係ありません。

「犬を飼う」とは、愛犬と飼い主の相互コミュニケーションを楽しむこと

犬の育て方

犬を飼うのに必要なのはお金だけではないし、犬を飼うという行為はただ住む場所と餌を与えるだけではないんですよね。犬に言うことを聞かせるばかりではなく、犬の言うことを聞いてあげることも必要。

犬を保護するためだけに善意で犬を飼うのなら気にする必要はありませんが、せっかく犬を飼うのであれば、愛犬の気持ちを読んで双方向のコミュニケーションを楽しんでほしいと思います。

可愛い服を着せてぬいぐるみのように扱うのも犬と暮らす楽しみ方のひとつですが、犬の言うことを聞いてあげるのも楽しんでほしいなと思うのです。これってちゃんとした家庭で暮らす犬にしか体験できないことだから。

「お手」「おかわり」「おすわり」「待て」「伏せ」といった一方的に人間の言うことを聞かせるのを楽しむのではなく、犬の言うことを聞いてあげるのを楽しむ。

トレーナーさんには「そんなことしたら犬がわがままになる!」って猛反対されそうですが、私はそう思っています。

そう思って暮らしていますが、愛犬は迷惑するほどわがままにはなっていませんから。

犬がお腹を空かせたときに「おなかが空いたよ。」って言えるのって幸せなことだと思いませんか?それで食べ物をいつも出していれば要求吠えはエスカレートするでしょうし、食べ物を全く出さなければ要求すらしなくなります。その加減を、愛犬とコミュニケーションをとりながら楽しみます。

とにかく、犬の方から伝えようとしてくれるのを少しでも理解できると楽しいんですよね。

「我が家にこれて良かったね。」と思えます。

愛犬の小さなクセを見つける

棚下の隙間にボールを入れるのが好きだったり、人の物をとって唸ったり。これらは愛犬の遊びなんですが、遊びだと気づけない飼い主だったらイタズラだと思って叱るでしょう。

犬を飼うには、そんな小さなクセを見つけてあげることが必要。

犬にも人間と同じように一匹ずつ生まれもった性格があってそれは変えられません。けれどもその性格であるがゆえの行動があって、それはきっと躾で変えることができます。

可愛い犬に育てるには、犬種の特性だけではなく、目の前にいる愛犬の個性を知る必要があります。

犬が手のかかることをする時は、「していい事」と「してはいけない事」の区別ができていないのか、運動不足で遊んでほしいとか、が原因であって飼い主を嫌ってしていることではありません。飼い主を喜ばせる方法を知らないのであれば、それは飼い主が喜ぶ姿を見せて教えてあげないといけません。

例外ですが、人間と同じように知的障害をもった犬もなかにはいます。外見ではわからない障害なのでペットショップでも普通に売られているはずです。飼った犬がそんなものを抱えている可能性があるかもしれないと、頭の隅に入れておいてください。

愛犬に伝えるときはわかりやすく

犬の育て方

犬に言葉を覚えてもらうには、掛ける言葉や触れ方を決めてしまって、統一したほうが犬には伝わり易いです。間違ったことをしたときに「あー!」って大きい声を出してしまうのはダメで、それをすると飼い主が大きなリアクションをしてくれると覚えます。減らしたい行動には、反応しないようにするか、ちゃんと叱るか、どちらかにします。

言葉だけでなく、飼い主の行動も犬はよく見ています。わたしが服を着替えだしたら外出だと思って慌ててトイレに行く姿はほんと人間みたいで面白いです。

一緒に暮らしていると、犬はよく飼い主を観察しているのがわかりますよ。それが本能として備わっているのが犬の凄いところです。

飼い主を理解しようと頑張ってくれる犬に、わかりやすく短い単語やジェスチャーを使って気持ちを伝えてあげてください。

例えば、褒めているのを伝えるには「よーしよしよしよし」と高い声を出し笑顔で撫でまわす。この時に耳も肉球も口周りも体中触る。

叱っているのを伝えるには、「だめ!」と低い声で険しい表情をしながら言う。そしてしばらく無視するのが効果ありました。逆に叱るときは体に触れないようにしています。触られるのを嫌がらないようにするためです。

この二つを覚えてもらったので、成犬になってからも躾がスムーズにいっている気がします。

もう本当に恥ずかしいくらい家の中ではテンション高くなってしまいました。しかし一歩家から外へ出ると私はそれをしなくなるので、一緒に外出すると犬の様子がおかしくなります。外へ出ても恥ずかしがらずに同じように接するのが理想なようです。子供に赤ちゃん言葉なんて絶対使わない自信があったのに・・・

愛犬の問題行動の原因は飼い主かも

犬の育て方

愛犬が配達や来客にものすごく吠えてしまうのですが、それは私の警戒心を読み取っているのが原因でした。

犬って、社会への反応が飼い主に似てくるんですね。

愛犬を責めたくなる時がありますが、きっと飼い主の私に責任があると思って、まずは自分の態度から見直すようにしています。

上手くいったりいかなかったりしながらコミュニケーションをとっていると、犬の性格が少しずつ見えてきます。もちろん良いところばかりではありません。それが愛犬にしかない個性なんですよね。

飼い始めるまでは「責任」なんていう思う言葉が圧し掛かりますが、限られた時間ですから、愛犬との出会いを大切にしてとにかく飼い主が楽しむことが愛犬にとっての幸せに繋がると思います。

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