お外で愛犬がオシッコをしたら水をかけるのがマナーといわれています。
しかしそのマナー、本当に気持ちよく過ごすための行いになっていますでしょうか?
愛犬のトイレマナー間違えていませんか?
その場にいる人が気持ちよく過ごすための振る舞いがマナーだと頭でわかっていれば、それなりの行動になると思うんですけど「みんながやってるから自分もマネしとこう」くらいだと、ちょっとおかしなことになるんですよね。
例えば、あるドッグランへ行ったときのこと。
愛犬がオシッコした場所に水をかけるっていうのがマナーとされていますから、ドッグランでも同じことがされていました。水をかける用にジョウロが置かれていたのでみなさん使いますよね。
5分に1回くらいマーキングしているであろう犬の飼い主さんはその度に水をかけます。脚をあげただけでオシッコは出ていないのに水をかけます。
おかげで人工芝のドッグランは雨でも降ったんかと思うほどビシャビシャ。愛犬がお座りしたらお尻がびしょ濡れになってしまいました。
その飼い主さんはマナーを守っているんですよね。
なのに「なんかここのドッグランびしょびしょで気持ち悪くない…?」って、たぶん内心思っていたはず。
要はなんで水をかけているかがわかっていないからそんなことになるんですよね。(私もわからなくて調べてみたんですけれど正直納得できる理由は見つかりませんでした。)
犬のオシッコに水をかけるのって、電柱やアスファルト、植木や花壇など、人工物に囲まれた場所でお散歩するしかない都会のマナーだと思うんです。オシッコさせるために散歩している飼い主さんが、愛犬の排泄後に水で流すのはわかるんです。
でもドッグランは排泄させるために利用する場所じゃないので「排泄させないのがマナー」なんですよね。(サービスエリアのドッグランを愛犬の排泄目的で利用することは私自身あります)
犬のトイレマナー階級、あなたはどれ?
「排泄をさせない」と聞くと犬を可哀想に思う人がいるかもしれませんが、排泄をさせないことができる飼い主は、コマンドで排泄させることができる飼い主なんです。これを実行できるのがトイレマナー最上級の飼い主さんでしょう。盲導犬は小さい頃からコマンドで排泄するように躾されるそうです。
ちなみに私は愛犬にコマンドで排泄させることができません。なので、愛犬のトイレ間隔を覚え、観光地や神社へ行く前に人のいなさそうな場所で排泄させてから行くようにしています。それもできなければ駐車場のまわりをぐるぐる歩いたりもしています。さらにそれでも心配なときはマナーパンツを使用するようにしています。
- 上級マナー:コマンドで排泄のタイミングを教えてあげることができる。
- 中級マナー:排泄してもいいようにマナーウェアを使用する。
- 低級マナー:排泄したあとに水で流す。
とある神社でペットの持ち込みが禁止になった
観光地や神社へ行って愛犬が排泄をしたら水をかける、という考えが私にはありませんでしたが、中にはそれを正しいマナーだと信じて実行されている方がいるのかもしれません。
神社にとって四本足の動物は穢れといわれていたので、それを知っている人は犬を見ただけで不快に思うでしょうし、排泄なんてしていたらなおさら汚らわしく思われても仕方がありません。
しかし、神社に犬が入ること自体を悪とは言えない時代になっていると私は考えています。キリスト教と同性愛者の関係に似ている気がしているので。
犬のトイレマナー
- 愛犬に排泄をさせたいのであれば、排泄するのに適した場所で。
- 排泄させる必要がない場所では、排泄させない。
むずかしく考えずお出かけにはマナーウェアを使えば済むはなしだよ。