いろいろ使用してきたアロマディフューザーのなかで、犬がいる部屋で使用するのに最も適していた「気化式アロマディフューザー」をご紹介します。
犬と暮らす部屋でアロマを楽しみたい。
愛犬と一緒に過ごす部屋でアロマを使用するのには問題ありません。ペットのためのアロマテラピーの資格があるくらいです。
ただし、愛犬にケガをさせないよう安全に使用できるアロマディフューザーが必要ですし、アロマオイルの種類にも注意が必要です。
実際、私の愛犬は子犬の頃からアロマを焚いた部屋で過ごしていますが体調を崩したことはありません。
たいていの犬は大丈夫だと思いますが、犬の性格や耐性によってはアロマで体調不良を起こしてしまうことがあります。
アロマの匂いに強いストレスを感じている様子が見られたり、体調を崩すのであれば、使用するのは諦めましょう。
生後2か月で我が家に来た愛犬は、アロマの香りには特別変わった様子を見せなかったのですが、部屋に置いてある「物(アロマディフューザー)」には、興味を示して鼻先や手で触ろうとしました。
ひっくり返してアロマオイルがこぼれてしまう可能性があったり、火事の心配があるアロマディフューザーがあったりして、アロマディフューザーの種類や置き場所には工夫が必要でした。
そして色々使ってみて最終的にたどり着いたのが、「気化式アロマディフューザー」です。
犬の嗅覚について
犬の嗅覚は人間の何万倍とかいうので、アロマの匂いが犬にとって強すぎるものであれば可哀想ですよね。
ですが、人間の何万倍もの嗅覚というのは、何万倍も強く匂いを感じているのではなく、何万倍も嗅ぎ分けられるというのが正しいそうです。人間の味覚みたいなかんじ。
人間の舌が色んな味を認識できるように、犬は色んな匂いを嗅ぎ分けられます。
犬に使って大丈夫なアロマオイル
猫は、犬や人間と肝臓の機能が違い、植物に対する解毒作用が低いため、アロマオイルの使用は控えた方がよいとされていますが、アロマディフューザーなどで芳香のためにアロマオイルを使うのであれば犬に使ってはいけないアロマオイルはありません。
しかし、犬にアロマオイルを塗布したり、経口摂取させたりすると別問題です。
ケトン類、アルデヒド類、フェノール類、ラクトン類は、皮膚への刺激の強い成分が多く含まれているため、犬が触れたり食べたりしないよう注意が必要です。
刺激の強いアロマオイルをどうしても使用したい場合は、少量を薄めてから使用します。
また犬の個体差によって、合うアロマオイルと合わないアロマオイルがありますので、愛犬の様子を見て、クシャミがとまらなくなるといったアレルギー反応が出たり、ストレス行動が見られるようでしたら使用を控えてあげてください。
犬の使用に好まれるアロマオイル
鎮静作用 | ラベンダー プチグレン ローマンカモミール パチョリ イランイラン ネロリ |
副交感神経安定 | バジル マンダリン サンダルウッド |
精神安定 | ラベンダー |
副交感神経強壮 | マジョラム |
犬の使用に注意が必要なアロマオイル
ケトン類 | ローズマリー ゼラニウム カンファー |
アルデヒド類 | レモングラス シナモン シトロネラ |
フェノール類 | オレガノ クローブ タイム |
ラクトン類 | ベルガモット |
参考:https://kanri.nkdesk.com/hifuka/aroma3.php
上記のアロマオイルは、芳香に使用する分には犬にとって害にはなりませんが、少量でも皮膚刺激が強い、神経毒性を持つ成分を高濃度に含有しているため、皮膚に触れたり食べたりすると体調を崩すおそれがありますので使用に注意が必要です。そのためアロマテラピー初心者は使用を控えたほうがよいとされています。
犬は人よりも嗅覚が優れていることに加え、肝臓や腎臓が人間よりも小さいため、体に入ったアロマオイルの影響が強く出ることを常に意識しましょう。
気化式アロマディフューザーがおすすめ。
アロマディフューザーの種類と特徴
超音波式アロマディフューザー
よく見かけるのは「超音波式のアロマディフューザー」。加湿器みたいなタイプですね。
これは、水が入っているのでひっくり返されるとびしゃびしゃになってしまいます。それに水を入れるタイプはカビが発生しやすいので、まめにメンテナンスできる方ならいいのですが、面倒くさがりの私には向いていませんでした。
加熱式アロマディフューザー
「加熱式アロマディフューザー」はアロマオイルを熱で温めて香りを広げます。
熱で温めるタイプは高温になるので、犬が触れると火傷をする恐れがあり危険です。メンテナンスの面では、アロマがこびりついて汚くなってくるので時々きれいに拭き取る必要があります。
空気清浄アロマディフューザー
アロマオイルを入れた水をくるくる回して香りを広げる「空気清浄アロマディフューザー」。
これは倒れると水がこぼれてしまうので置き場所に気をつかいます。
気化式アロマディフューザー
水蒸気・加熱式・空気清浄機タイプ、全種類試しましたが、これらのアロマディフューザーでも、犬が触れないところに置けば特別危険ではありません。ただ、メンテナンスの部分で私には向いていませんでした。
私が理想とするアロマディフューザーは、
- メンテナンスが楽
- アロマの香りがきちんと広がる
その2つの条件を気化式アロマディフューザーは満たしています。
愛用のアロマオイルはホーリーフ
私が愛用しているアロマオイルはホーリーフ。ローズウッドと香りの成分が似ていてローズウッドの減少に伴い、代替として利用されるようになったのがホーリーフです。
調べてみたらホーリーフは、さきほど書いた犬には向かないほうに分類されるアロマオイル「カンファー」の変種とされているのですが、きっと別種なので大丈夫なんでしょう…
心への作用
ホーリーフの精油もリナロールを多く含有しているため、ローズウッドと同様に精神を安定させる効果が期待出来ます。中枢神経を刺激して心を元気付け、気持ちを明るくしてくれると考えられており、リラックス効果とリフレッシュ効果をバランスよく発揮してくれるでしょう。
ストレスで気持ちが疲れてしまったときや、落ち込んでしまったり不安に囚われてしまって気持ちの切り替えが上手く出来ないときに、心のバランスを取り戻し、前向きに思考を切り替える手助けをしてくれる精油です。
体への作用
ホーリーフの主成分であるリナロールは抗菌・抗真菌・抗ウイルス作用があり、免疫系を刺激して免疫力を高める効果が期待出来ます。風邪やインフルエンザなどの感染症予防、粘液溶解作用を持つため風邪の症状や花粉症などの緩和にも利用出来ます。
そのほか肩こりや筋肉痛など筋肉のコリをほぐして痛みを緩和する、ストレス性の頭痛や胃痛の緩和、通経作用による月経不順の改善などにも有効とされています。
出典:ホーリーフのアロマ(精油):効果効能紹介
ホーリーフは心を癒したいときにおすすめのアロマオイル。
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ホーリーフが選べます。