飛鳥時代の姿を現在に伝える世界最古の木造建築としてしられる法隆寺を愛犬と見学してきました。
犬が楽しめる場所ではないので無理に連れていく必要性は感じませんでしたが、関西の子供たちが修学旅行や社会見学で訪れる超有名な観光地なので満足感のある旅行気分を味わえ、「旅行したいけど犬がいるから行けない」という方にはぜひおすすめしたいなと思いました。
ペット同伴参拝のマナー3か条
- 各寺社に確認の上、ルールに従いましょう。
- 境内での排泄やマーキングは厳禁です。我慢できないワンちゃんはマナーウェアやペットキャリーを使用しましょう。
- 混雑する時間帯を避けて参拝しましょう。
法隆寺を愛犬と一緒に社会見学してきました。
法隆寺には駐車場がないので、近隣の有料駐車場を利用します。普通車400~500円/日。
法隆寺観光自動車駐車場を利用しました。
乗用車ばかりで、大型観光バスが止まっていないのでガラガラ。大阪や名古屋からのバスツアーは中止しているんでしょうね。
駐車場内にある法隆寺 iセンターでトイレやレンタサイクルを借りれます。
「無料ガイド お1人様でもOK!」という貼り紙を発見。団体でないと申し込めないところが多いので嬉しいですよね。
もっと法隆寺から近い駐車場もありましたが、お店が色々ある通りを歩いてみたくて、少し遠い駐車場にしました。
奈良漬の専門店がありました。
他に喫茶店とかご飯屋さんがありましたが、犬連れで入れるお店は見つかりませんでした。
5分ほど歩いて見えてきた南大門。
撮影禁止について
禁止事項にペットについて書いていない("その他、拝観者の方々に迷惑となる行為"に含まれてはいると思われます。)から安心してたんですが、家に帰ってちゃんと読んだら、”写真並びにビデオ撮影・スケッチ”って書いてあるんですよね。
「法隆寺って愛犬家に優しいお寺だったな~」と上機嫌で家に帰って、ブログを書くのに調べはじめると「法隆寺は撮影に厳しいお寺」なのを知りました。
実際現地でどうだったかというと、受付で「建物は撮ってもいいけど中の仏像は撮らないでくださいね」と案内されたので、私はバシバシ撮りまくっていました。
が、よくよく思い出してみると「建物は撮ってもいいけど~」と言ってくれたスタッフの人が私をつかず離れずの距離で付いてきていて、ガイドしてくれようとしているのかな~、と思っていたんですけど、もしかするとあれは写真を撮っていたのを見張っていたのかもしれません…(ていうのは冗談で、マスコミに厳しいだけで一般の人にはとても親切です。仏像撮ったら注意されるでしょうけど。)
南大門をくぐったところで愛犬を撮影していたら、後ろから近づいてくる職員の方。
何か言われるのかと身構えていたらたまたま通っただけでした。
愛犬も後ろばっか気にするし、犬と飼い主ってほんと似てくる。
中門から先は有料(1,500円)です。
愛犬をリュックにインして受付へ。犬を連れていることを言うと両腕で大きく〇をして発券してくれました。
世界最古の木造建造群として知られる西院伽藍に法隆寺の五重塔はあります。
神社やお寺ばっかり行ってますが、子供の頃は歴史が嫌いだったんですよね。
年号を丸暗記するだけの面白くない教科だと思っていたから。物語として覚えればもう少し頭に入っていたのにと今になって思います。
今までのブログ記事で聖徳太子が関係していたのは、明日香村の橘寺。
聖徳太子って何をした人?
法隆寺と聖徳太子が関係しているのは知っていますが、正直よくわかっていないので調べてみました。
- 法隆寺は亡き父(用明天皇)のため聖徳太子が建てた。
- 聖徳太子は、飛鳥時代の皇族で政治家として活動していた人物。
- 十七条憲法を作った。
個人的に驚いたのが、十七条憲法の内容。
コロナ禍に、ふらーっと法隆寺を訪れたわけですが、「和を尊重し仏に触れなさい」って、
今の国内情勢にぴったりな道徳心で、法隆寺を訪れたのはあながち間違いではありませんでした。
十七条憲法の現代語訳が載っている本
令和3年4月27日(火)~6月20日(日)、奈良国立博物館では「聖徳太子1400年遠忌記念特別展・聖徳太子と法隆寺」が開催されます。
行ってみようかな。
靴を脱いで上がる建物の中まで愛犬と一緒に見て周れる寺社ってほんとに珍しい。
法隆寺に伝来する数々の名宝が安置されている大宝蔵院にもペット同伴で入れます。
入れるけど、静かなミュージアムなので他のお客さんに気を使ってゆっくりは見れませんでした。
御朱印は、聖徳太子像のある聖霊院でいただけます。
ずっと愛犬を背負って疲れたので休憩。
国宝指定建造物を中心に1時間半ほどかけて愛犬と一緒に見学してきました。全部を見て周るには2時間以上はかかると思われます。
境内で犬を連れている観光客は私以外に見かけませんでしたが、東大門を抜けると地元の方が普通に犬の散歩されてました。
「ワンコは歴史学べないんだよ?」「ほんとに入って大丈夫なの?」とこっちが心配になるほど犬連れに寛容な法隆寺。
野生の鹿と共生する奈良県の心を感じました。
法隆寺の七不思議
法隆寺を訪れたのは、小学校の修学旅行以来三十年ぶり。
五重塔を見たときに、「法隆寺の七不思議」をガイドさんが話すのを五重塔を見上げながら聞いていた場面が蘇って、家に帰って調べてみました。
法隆寺の七不思議
- クモが巣をかけない
- 南大門の前に鯛石と呼ばれる大きな石がある
- 五重塔の相輪には鎌がささっている
- 不思議な伏蔵がある
- カエルの片目がない
- 夢殿の礼盤(僧がすわる台)の下に水がたまる
- 雨だれが穴をあけるべき地面に穴があかない
これから法隆寺へ行かれる方は、七不思議を探してみてはいかがでしょう。
法隆寺のアクセス情報。
所在地 | 〒636-0115 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1の1(マップを開く) |
拝観料金 | 一般1,500円 / 小学生750円 |
拝観時間 |
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駐車場 | 近隣の有料駐車場を利用 |
電話 | 0745-75-2555 |
アクセス | JR法隆寺駅より徒歩約20分 バス「法隆寺参道」行き法隆寺参道下車 |
ホームページ | http://www.horyuji.or.jp/ |