
滋賀県東近江市にある天台宗の寺院「石塔寺(いしどうじ)」を愛犬と一緒に訪れ、
数万基の石仏石塔が並ぶ独特な雰囲気の境内を愛犬と散策してきました。
ペット同伴参拝のマナー3か条
- 各寺社に確認の上、ルールに従いましょう。
- 境内での排泄やマーキングは厳禁です。我慢できないワンちゃんはマナーウェアやペットキャリーを使用しましょう。
- 混雑する時間帯を避けて参拝しましょう。
阿育王塔が発掘された石塔寺を愛犬とお散歩してきました。
石塔寺は、琵琶湖からは遠い東近江市南部の山側にあります。
道中に見た川や緑がきれいで癒されました。建物がなく自然そのままで北海道ぽいんですよね。
駐車場は無料です。

「阿育王山(あしょかおうざん)」と書かれた石碑がありました。
阿育王はインドのアショカ王のことで、アショカ王が世界に撒いた84,000基の石塔のうちの1基がこの山中で発見されたと言い伝えられています。

愛犬の記念写真を撮り終え、歩きすすめるととんでもなく長い階段が目に入る。

階段の手前に社務所があります。
拝観料:大人400円・小中学生100円
受付の方に犬同伴で入場できるか確認すると、歩かせても大丈夫とのことでした。
事前情報がなくて犬連れ可なのかわからなかったけど、石仏がいっぱいの京都の化野念仏寺が犬連れOKなので、石塔寺もOKな気がしてその通りでよかった。

山門をくぐり、本堂へ。

緑がきれいです。夏以外の季節にきても映えそう。

本堂に手を合わせ階段を上りに行きます。

社務所の前にいた人に「頑張って~」と声をかけてもらう。

実際にのぼりはじめると、下から見上げた印象よりも全然平気。
一段一段が高くないのでもも上げみたいにならないから足は楽です。

てっぺんまで5分もかからないと思います。
山上は、日本の寺院っぽくなくてアジアンな雰囲気が漂っています。
京都化野念仏寺は「Theお墓」って感じがしますが、石塔寺はお墓っぽくなくて、インドの古跡のような感じがします。
阿育王塔に関わるインド人と中国人と日本人
一番大きな石塔が、阿育王塔。

この阿育王塔なんですが、
平安中期に中国の宋に留学した比叡山の僧・寂照法師が「日本の近江渡来山に阿育王塔が埋まっている」と聞いて日本に手紙を送り、手紙を読んだ義観僧都が一条天皇に伝え、一条天皇の命令で武士・野谷光盛は塔を探し、大きな塚が発見されて発掘すると阿育王塔が出土した。
といわれています。(で実際は、朝鮮半島系の渡来人が祖国を偲んで建てた塔とのこと。)
中国まで日本人が船で渡ってるのも、中国にインドの話が伝わってるのも、石塔を世界に撒いたというアショカ王の存在も事実、というのが私には信じられません。

大昔にはじめて海を渡って日本にやってきた男女がいたんだろうけど、それが日本では天皇家の祖先で、天照大神という神として歴史に残されているんですよね。不思議。
日本人ってどこから来たんでしょうね。

私が石塔寺を訪れるきっかけ、比叡山延暦寺で知った中山通幽氏(福田海の開祖)の名前は見つかりませんでした。
「善根功徳のために五輪塔石仏を山上に奉納したるに、年を重ねて無数になれり、但し現在の如く整然たるは、昭和初期、岡山県の福田海を大施主とする、集坐偉業の賜物なり。」とだけパンフレットに書かれてました。
そして、アショカ王が日本に撒布した石柱は二つあり、もう一つは琵琶湖の「沖の白石」だといわれています。
石塔寺へのアクセス情報。
所在地 | 〒529-1501 滋賀県東近江市石塔町860 |
駐車場 | 無料駐車場あり |
電話 | 0748-55-0213 |
アクセス | ちょこっとタクシー(予約制:株式会社近江タクシー湖東 TEL:0120-17-2510) |
ホームページ | なし |
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