奈良県高市郡高取町の壷阪寺を愛犬とお参りしてきました。
眼の観音様を本尊とする眼病封じの寺として親しまれ、桜の名所としても人気のお寺です。
境内はリード(建物内は抱っこ)でペット同伴OKです。
ペット同伴参拝のマナー3か条
- 各寺社に確認の上、ルールに従いましょう。
- 境内での排泄やマーキングは厳禁です。我慢できないワンちゃんはマナーウェアやペットキャリーを使用しましょう。
- 混雑する時間帯を避けて参拝しましょう。
愛犬の眼病予防をお願いしに壷阪寺をお参りしました。
駐車場は有料(普通車500円)です。
駐車場に奈良交通のバス停(壷阪寺前)があり、でっかいカメラを持った方々がバスを降りてこられました。
どこか青森県の恐山菩提寺に似た雰囲気を感じる壷阪寺。
入山受付に「ペット」の文字が見えたので、恐る恐る近づいてみると、
「撮影可」「SNS OK」「ペット可」と大きく書かれていました。
ペット可とはっきり書いてある寺社って珍しいので有難いですね。
禁止されているのは、ドローンと御堂内での三脚の使用です。ペットも禁止事項に入ってしまわないよう、しっかりマナーを守っていきましょう。
入山料600円を払い、リードで愛犬を連れていたので「このまま入って大丈夫ですか?」と聞くと、
「どうぞ~。本堂も抱っこしてもらったら入っていただけますのでね~。」と言ってくださる。
建物の中まで抱っこすれば愛犬と一緒に見て回れるなんて最高。
お寺や神社って、外見は昔から変わっていないように見せているけど、中身は訪れる人に合わせて時代とともに変化し続けているんですね。
だから昔も今も人はお参りが好きだし、私もその一人。
大講堂の大雛曼荼羅(だいひなまんだら)を愛犬を抱っこして見学させていただきました。
ずらっと並べられているお雛様。
みなさん真剣に写真を撮っています。
お寺を訪れる理由って、写真を撮るためでも、御朱印をもらうためでも、犬を連れてくるためでも、何でもいいんだなぁと。
人それぞれに目的があって、ついでにお寺をお参りする、どちらかというとそれが現代のお参りなのかもしれません。
御朱印巡りをスタンプラリーみたいで敬遠していましたが、ここへ来てそんな風に思いました。
物事を柔軟に捉えて、受け入れられるように変化しつづける。
壷阪寺は、大宝三年(西暦703年) 弁基上人によって開かれた霊山で、正式には「壷阪山 南法華寺」と言います。 十一面千手観音様をご本尊として祀る観音信仰の一大道場で、西国霊場の第六番札所です。古来から眼病に霊験あらたかな寺として信仰され、説話「壷坂霊験記」における、お里・沢市の話は、あまりにも有名です。
「壷阪寺」は、昔から目の不自由な人々にとっての聖地として厚い信仰と、深い願いがこめられ、全国各地から訪れる人が絶えません。そして、この地に住みたいという老人たちの願いに応えるのが真の老人福祉であるという、故常盤勝憲長老の情熱と信念、多くの人々の善意が結実して、昭和35年我が国で最初の「養護盲老人ホーム慈母園」が誕生しました。さらに、故常盤長老の「思いやりの心を広く深く」の呼びかけの下に、昭和45年より法人名を 壷阪寺聚徳会”と改名し、さまざまな福祉事業を行っています。
壷阪観音は眼の観音様として信仰されている由縁で境内に盲老人ホームがあります。
壷阪寺を開山した「弁基上人」って誰なんだろうと調べてみましたが、元興寺の僧だったとしかわかりませんでした。
お腹空いていたので、何か食べられるかなと思って、つぼさか茶屋へ行ってみたら、新型コロナの影響で営業中止されていました。
壷阪寺といえば大釈迦如来石像(身丈10メートル・台座5メートル)。
21世紀初頭、世界中で起こった暴力や中傷などによって傷んだ心を癒すために建立されたとのこと。
境内にある階段には、昇降機リフトが設置されていますので、車いすの方も見学できます。
境内に桜の木がたくさんあるので、春になったら綺麗でしょうね。
「投身の谷」なんていう怖いこと書いている場所を発見。
盲目の男沢市は、毎晩午前4時になると家を出る女房お里が浮気をしているのではないかと疑ったが、お里は沢市の目が治るよう壺阪寺の観音様に朝詣でしていました。疑った自分を恥じた沢市は、不遇な暮らしをしているのは自分が盲目のせいだと責め、この谷に身を投げてしまいました。お里も沢市を追って身を投げてしまいましたが、観音様の霊験により奇跡が起こり、二人は助かり、沢市の目は開眼しました。
といういわれのある場所でした。
本堂で眼病封じの祈願朱印や期間限定御朱印をいただけます。
壷阪寺は、西国三十三所観音巡礼の第6番礼所。
私も終活の旅の途中なのかもしれません。
せっかくなので本堂も愛犬を抱っこして見学させていただくことに。
ちょうど3月3日で、特別拝観の大雛曼荼羅が開催されていました。
撮影、配信OK。カメラ好きな方は映える写真が撮れると思います。
ひな人形を女雛同士、男雛同士でも買えるという話題を最近目にしてすごい時代になったものだと感心しましたが、
ここまで数が多いと色んなカップリングを想像してしまって妄想が止まりません。
奥にご本尊十一面千手観音菩薩像のお顔が見えます。
「眼の佛」として信仰されているご本尊十一面千手観音菩薩像。
愛犬が白内障になりませんように。
愛犬の澄んだ瞳に私の姿が映っていられますように。
弘法大師さまもいらっしゃいます。
入るまでは、入山料だけでなく駐車場代までとられて、うーんて感じだったんですけど、
景色もいいし、見どころもたくさんあるので大満足。
壷阪寺といえば、大仏さまが桜をまとった様にみえる桜大仏。
あの写真が撮れるスポットが設営されていました。
桜が咲いていたら、良い感じの写真が撮れると思います。
秘宝・秘仏特別開帳
- 大雛曼荼羅公開(期間:3/1~4/18)
- 二大塔同時開扉(期間:4/23~7/3)
- 壷阪観音お身拭い特別結縁参拝(期間:4/23~7/3)
- 拝観料金:500円
- 拝観時間:8:30~17:00(受付は16:30まで)
壷坂寺へのアクセス情報。
所在地 | 〒635-0102 奈良県高市郡高取町壷阪3(マップを開く) |
駐車場 | 有料駐車場あり |
電話 | 0744522016 |
アクセス | 近鉄吉野線壺阪山駅で下車、鶉町からバスに乗車し壷坂寺前にて下車。 |
ホームページ | http://www.tsubosaka1300.or.jp/ |