エッセイ 副業介護士の動機

こんな人が介護職に向いている。

投稿日:2017年2月22日 更新日:

向き不向きが極端な介護職。

介護士に向いている人とは、どのような人物なのでしょう。

イライラしても表情や態度に出すことなく、割り切った行動がとれる人?

どのような状況下でも利用者の尊厳を守るために我慢ができる人?

 

仕事していないように見える人。

グループホームやケアハウスなどの入所施設は、利用者にとっては「家」にあたります。

介護士からすると職場でしかありませんが、利用者にとっては生活の場であり、決して職場ではありません。

介護士が気を付けなくてはならないのが、利用者の居る空間を介護士の仕事場にしないこと。

利用者も介護士も、同じ時同じ場所を共有して暮らしているという実感を持てるかどうかが大切です。

仕事をきちんとこなしながらも纏う空気は家庭的なものでなければなりません。

仕事をこなしながら、穏やかに振る舞うのは実際働いてみるとわかりますが、難しいです。

意識的に手を休める必要があります。窓の外を見て景色について話してみたり、テレビの話題を話してみたり。そういう緩い時間をあえて作る必要があります。

介護士に向いているなと思う人は、やらなければいけないことはきちんとこなしているのに、仕事をしている風には見えません。介護職を楽しめている人は、この辺の気遣いが自然と上手にできています。

 

お金は後からついてくると思える人。

数十年前の介護現場に虐待防止法はなく、利用者を柵の中に閉じ込めたり、紐でグルグル巻きにしたりと、平気で利用者への身体拘束がおこなわれていました。

お金を得ることだけが働く目的ならば、仕事は楽なほうがいいし、利用者を拘束するのは合理的ともとれます。

だから介護士は、介護は人権を護るための仕事であることをまずはじめに教えられます。障害者支援施設で働く介護士は特に。

役職のない現場の介護士が、事業の売り上げを意識して働かされることは稀ですが、中には「定員が割れているから赤字になる!」「ショートステイを埋めないと赤字になる!」「入院している部屋も使わないも赤字になる!」と現場にお金のことを意識させる責任者もいました。わざわざ現場に持ち込む必要はなかったと思います。お金を優先すると人権がおろそかになります。

「お金はあとからついてくるもの」と自然に考えられる人は、純粋に利用者のためを思って働くことができます。

しかし、あとからついてくるお金が満足いくものかというと、決して満足のいくものではありません。

せめて、お金の心配をしなくてもいいだけの賃金を払ってくれれば介護士も納得して働けるのに。介護士だって自分たちの生活が一番大切でお金が必要なのに、お金は後回しにして働いているのです。

 

裏表がない人。

新人介護士が、施設長やお偉いさんに出会った時に、どんな態度をとるのが正解だと思いますか?

背筋を伸ばし言葉遣いを正して、特別な表情と態度で敬意を表すのが一般的でしょうか。

私が今まで見てきた感じですと、特別かしこまらずに、普通で良いみたいです。近所のおじさんやおばさんに接するのと同じ感じ。もちろん失礼のないように振る舞うのは最低限必要ですが。

施設長からすると、「この子は利用者にもこんな感じで接するんだろうな。」と想像しやすいみたいです。

逆に、ヘタに施設長だけにご機嫌取りをすると怪しまれるかもしれません。人によって態度を変える人間は、介護士よりも弱い立場の利用者には強くでるんじゃないかと想像できるからです。

ご機嫌取りをして喜ぶ鈍感な施設長がいる施設は問題が起こりやすそうな気がします。

なぜなら大体の施設長が大切にしているのは、利用者だから。利用者には優しい笑顔で接しながら裏では、施設の評判に関わる利用者の声を冷静に聞いています。介護施設は地域密着なので、評判がものすごく重要なのです。

介護職はマニュアル通りの会話のやり取りでは済まないので、装っているものは剥がれます。

つまり、裏表がなく一貫した態度で臨める人が、介護職に向いている人と言えます。

 

 

kaigoshi
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