エッセイ 副業介護士の動機

嫌う事を言って愛される介護士がプロ/映画【世界一キライなあなたに】の感想。

投稿日:2017年7月3日 更新日:

映画「世界一キライなあなたに」を観ました。

今は副業で介護士をしている私ですが、介護士としての職歴は16年になります。

今日は、この映画を観た感想を、介護士の視点から書いてみたいと思います。

「世界一キライなあなたに」ストーリー

舞台はイギリスの田舎町。ルイーザ・クラーク(エミリア・クラーク)は、お洒落をすることが大好きな26歳。

ある日、働いていたカフェが閉店することになったルーが新たに得た職は、バイクの事故で車椅子生活を余儀なくされ、生きる希望を失ってしまった超ハンサムな大富豪ウィル・トレイナー(サム・クラフリン)のお世話係をする期間6ヶ月の仕事だった。

最初はルーに冷たく当たるウィルだったがルーの明るさが、ウィルの頑な心を溶かしていき、やがて2人は恋に落ちていく。しかしある日ルーは知ってしまう。
ウィルが決めた「生きる時間」があとわずかだということを・・・。

出典:世界一キライなあなたに

 

介護士が優しいのは当然。優しさだけでは響かない。

交通事故で車椅子生活となってしまい自暴自棄な態度をとるウィルに対して、介護人として雇われたルーが言います。

「仕事としてやっているの。」

「あなたと居たいからじゃない。」

「お金が必要だから。」

これらのセリフが誰にも心を開かなかったウィルの心を動かし、二人は距離を縮めていきます。

言葉だけをみるとなんでこんなセリフで心が動いたんだろうと思ってしまいますが、要は、甘えたことを言うなということをルーは言ったわけです。

「首から下は麻痺しているかもしれんが、頭はしっかりしてんだろうがてめえは。」

てなことを障害者に向かって言ったわけですよね。

そのセリフからわかるのは、彼女はウィルのことを障害者として見ているのではなく、一人の男性として見ているということ。

物語に必要なキャラ設定なのでしょうが、障害のある人を目の前にして、はじめからその人の障害を意識せずに接することはなかなかできないものです。

今までに雇われたウィルの介護士は、仕事としてやっているから優しかったし、お金が必要だったから我慢しようとしてくれていたのでしょう。

介護士として、雇われていたらきっとこちらの考えになるのが普通なんじゃないかなと私は思います。

けれどルーは、「お金をもらうのだから、あなたの為になることをする。あなたの言うことをだまって聞くだけではない。」ということを、あえて優しくなく聞こえるように言いました。

これはもうプロの仕事ですよね。本来このやり取りは互いの信頼関係を築き上げてようやく成立するものです。

それを介護経験ゼロのルーが心から楽しみながら意識せずにやっていく。だからこそ温もりや優しさが感じられます。

はじめは障害者に生きる希望を与えるための仕事でしかなかった時間です。それがウィルと共に過ごすことによって、彼がいるからこそ共有できている瞬間の連続に変わってゆくのをルーは知ります。

そして物語の最後にはルーのほうがウィルから大きなものを得ることとなる。

 

ディグニタスとバケットリスト。

最後に少し、この映画登場したキーワードについて調べてみました。

ルーの明るい性格とラブストーリーに仕上がっていることで、気づきませんでしたが、キーワードの意味は結構重いものでした。

 

ディグニタス(DIGNITAS)

字幕では「スイスからの手紙」と訳されていた書類。映像ではその用紙に「DIGNITAS」と書かれていました。

調べてみると、スイスに実在する医師と看護師により安楽死を幇助する団体であることがわかりました。

 

バケットリスト(BUCKET LIST)

死ぬまでにやりたいことリスト。

バケットリストは、映画「最高の人生の見つけ方」や「死ぬまでにしたい10のこと」でも題材として取り上げられています。

 

「世界一キライなあなたに」を視聴。

今回は、「世界一キライなあなたに」を見て感じたことについて自分なりの考えを書いてみました。

>>> Amazonビデオ「世界一キライなあなたに」

 





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