LGBTQ ライフスタイル

元彼の訃報を後で知って会いに行きたくなった。

投稿日:2016年11月16日 更新日:

死にかけの婆さんが元彼の名前を呼ぶ。

「マサやんか・・・」「マサやんと違うんか・・・」

明らかにこの婆さんには何かが見えている。

お迎えの近い婆さんの介護をしていた夜勤中の出来事だった。

この婆さんの知り合いに「マサやん」がいたのかどうかは最後まで確かめられなかった。

最近、おかしなことが起こる。スピリチュアルなことには全く縁のない人間のはずなのに。ものすごく胸騒ぎがする。

職場では、誰もいない浴室のコールが壊れて鳴って止まらなくなり、朝方コンロでお茶をわかしただけで火災警報器が鳴った。何かの誤作動だろうと思うしかなかった。

翌日、夜勤明けで家に帰るとすべての部屋の灯りが点いていた。停電でもしたら戻ったときにこうなるんだと怖いから自分に言い聞かせた。

「マサやん・・・」

あの名前がふと浮かんだ。夜中に名前を聞いたときにも実はある人を思い浮かべていた。

15年前に私を振った元彼だ。私が同性愛者(心の性別が不明なLGBTQのQ)であることを知る数少ない人間の一人。

初めて他人に打ち明けたのも彼だった。

彼にはたくさんの事を経験させてもらった。

年上だから当たり前のように思っていたけど、たくさんのお金を使わせた。

今私が貧乏生活をしていられるのも過去に一通りの贅沢を味合わせてもらったからだと思っている。

若さだけが取り柄だった私は2年後に別れを告げられた。

グーグル様なら何か知っているかもしれない。

胸騒ぎがする。

電話番号もメールもわからない。

グーグル様に聞けば何かわかるかもしれないと検索する。

評判の良い占い師がいて頼りそうになったが、その前に名前で検索してみる。

>>>ココナラで評判の良い占い師に占ってもらう。

名前を入れるが出てこない。

住所と名前を入れてみた。

出てきたのはその地の広報だった。

80歳や90歳が並ぶ中に一つだけ年齢の若いのがある。それが元彼の名前だった。

訃報のお知らせ。年齢も名前も一致する。

たぶん彼は亡くなった。約半年前の広報。まだ気付くのが早かったほうなのかもしれない。

なんとなくだけどまたいつか会うものだと思っていたのに。

元彼のお墓に手を合わせたい。

彼とは3県をまたぐ遠距離だった。

家の場所も定かじゃない。これまたグーグル様に聞いてみた。もうやっていることがストーカーのようだが止めることはできなかった。

グーグルマップで出てきたのは、新築の綺麗なお家だった。私が知らない間も彼は頑張っていたんだと思うと感慨深かった。

ここへ直接出向かなければ、お墓の場所はわからない。

そもそも元彼に会いに行っていいものなの?

ネットでなんでもわかる良い時代。

知恵袋で似たような質問を探す。

「別れた人に普通は会いにいかない。」

「新しくお付き合いしている人もいるだろうし。」

なるほど。

世の中の常識では会いにいってはいけません。

訃報を後で知った場合の弔問の仕方。

それでもまだ会いに行こうと調べる。

訃報を知った後の弔問方法

後日知らされた場合は、すぐにお悔みに行ってもかまいません。ただし弔問するお宅のこともありますので必ず事前に電話など連絡をいれて弔問するようにします

葬儀・告別式が終わったあとに弔問する場合は、香典と供物を持参しお悔みと参列できなかった理由を丁寧に述べるようにします。

香典の額ですが、一般的には葬儀・告別式に参列する場合と同じ額と考えればいいでしょう。ただし、仏式の場合不祝儀袋の表書きが弔問する時期によって変わります。

四十九日法要を過ぎている場合は「御仏前」とします。それ以前では「御霊前」「御香典」などとします。神式では「御玉串料」「御霊前」、キリスト教では「御花料」とします。
出典:葬儀後の香典や挨拶は? 訃報を後で知った場合

その電話ができない。突撃しようか本当に悩んだ。

 

心の中で手を合わせる。

結局、会いに行けなかった。

たまたま仕事を辞めてしまって時間に余裕のある年の出来事だったから、これも何かの縁だったのかもしれない、気付くのが遅かったのかもしれないと悔やまれる。

だけど彼には最後を見届けてくれたパートナーがいたかもしれないし、仕事も現役で頑張っていただろうから沢山の人に見送られているに違いない。

いつか、彼が生きた土地には私の人生の一部が確かに残っているから足を運びたい。彼と出会えたおかげで私の人生は豊かなものになっているから。

遠くに住んでいて墓参りできない人は、グーグルアースに向かって手を合わせるんだ。

どこかしらで見た住職の言葉を信じてみようと思う。

 

大切な人を亡くした時に聴いてほしい曲。

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