片思いや叶わない恋をしているときって、映画やアニメのように上手くはいかないとわかっているのに、抑えきれない感情が溢れ出してきて、なんとかどうにかならないものかと悩んでしまいます。
そんな時は、曲の世界に自分を重ねて"恋に恋してるだけ"と思えるくらい酔ってしまっていいと思うんです。
心が痛む傷跡を残す恋愛ではなく、思い出して前向きな気持ちになれる恋愛にしましょ。
今回は槇原敬之の数ある名曲の中から、叶わぬ恋心を昇華してくれる片想いソングと、目の前の霧が晴れて一歩前に踏み出せそうな気持ちになれる曲を集めてプレイリストを作ってみました。
槇原敬之の片思いソングを聴きながら情けない自分も愛してあげてください。
聴けば聴くほど好きになっていくし、聴き飽きてしばらく離れたとしても、ふとまた聴きたくなる曲ばかりです。
どうぞゆっくり試聴しながらこの先をご覧ください。
▶ボタンをタップで音楽が流れます。
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彗星
「彗星」は、2000年に発売された10枚目のアルバム「太陽」の1曲目に収録されています。
曲を聴いてひと言
今この瞬間も、どこかで人は産まれ亡くなっている。
奇跡のような確率で人の生死が起きるのだから、小さな願いが叶わないのは当然のこと。
自然に優しく現実を受け入れて、静かに強く今を生きようと思える一曲。
キミノテノヒラ
「キミノテノヒラ」は、1994年に発売された12枚目のシングル「SPY」のカップリング曲で、2013年発売のベストアルバム「春うた、夏うた。〜どんなときも。」の8曲目に収録されています。
曲を聴いてひと言
願いが叶わないのを誰かのせいにするのはもうやめよう。
だからといって、自分を責めることもしなくていい。
幸せそうで羨ましい憧れのあの人だって、傷つかずに生きてきたわけじゃないんだと思えてくる一曲。
東京DAYS
「東京DAYS」は、1994年に発売された5枚目のアルバム「PHARMACY」の12曲目に収録されています。
曲を聴いてひと言
一人で暮らしていると、まわりからは寂しそうな生活に見えるかもしれない。
だけど、家族を守る友人のように、誰かを愛する気持ちを持っている。
喜んだり、悲しんだり、怒ったり。
何気ない日常が愛おしいと思える一曲。
うたたね
「うたたね」は、1997年に発売された7枚目のアルバム「Such a Lovely Place」の1曲目に収録されています。
曲を聴いてひと言
PEAGUIN
「PEAGUIN」は、1996年に発売された6枚目のアルバム「UNDERWEAR」の2曲目に収録されています。
曲を聴いてひと言
ズル休み
「ズル休み」は、1993年に発売されたアルバム「SELF PORTRAIT」の10曲目に収録されています。
曲を聴いてひと言
誰かに片想いする私がいるように、私を想う誰かがいるかもしれない。
そんな誰かを私は知らないのだから、私の想いは誰にも知られることはない。
愛されたい者同士が愛し合うには、どちらかが勇気を出して伝えなきゃいけないんだと気づかせてくれる一曲。
LOVE LETTER
「LOVE LETTER」は、1996年に発売された6枚目のアルバム「UNDERWEAR」の11曲目に収録されています。
王道の片思いソング。
曲を聴いてひと言
林檎の花
「林檎の花」は、2011年に発売された18枚目のアルバム『Heart to Heart』の5曲目に収録されています。
曲を聴いてひと言
In love again?
「In love again?」は、2010年に発売された17枚目のアルバム『不安の中に手を突っ込んで』の9曲目に収録されています。
曲を聴いてひと言
君の後ろ姿
「君の後ろ姿」は、2008年に発売された16枚目のアルバム『Personal Soundtracks』の4曲目に収録されています。
曲を聴いてひと言
運命の人
「運命の人」は、2016年に発売された21枚目のアルバム『Believer』の5曲目に収録されています。
曲を聴いてひと言
PAIN
「PAIN」は、1996年に発売された6枚目のアルバム「UNDERWEAR」の10曲目に収録されています。
曲を聴いてひと言
四つ葉のクローバー
「四つ葉のクローバー」は、2012年に発売された19枚目のアルバム『Dawn Over the Clover Field』の9曲目に収録されています。
曲を聴いてひと言
四葉のクローバーを見つけようとする人も、渡されて嬉しいと思える人も、目に見えないものを大切にできる人。
世界中に愛や夢の種を撒いているのはそんな人たちと教えてくれる一曲。
Firefly~僕は生きていく
「Firefly~僕は生きていく」は、2008年に発売された16枚目のアルバム『Personal Soundtracks』の10曲目に収録されています。
曲を聴いてひと言
Turtle Walk
「Turtle Walk」は、2002年に発売された12枚目のアルバム『本日ハ晴天ナリ』の12曲目に収録されています。
曲を聴いてひと言
まだ見ぬ君へ
「まだ見ぬ君へ」は、1996年に発売された6枚目のアルバム「UNDERWEAR」の12曲目に収録されています。
曲を聴いてひと言
I got a friend
「I got a friend」は、2002年に発売された12枚目のアルバム『本日ハ晴天ナリ』の9曲目に収録されています。
友人とカラオケに行ったときは、いつもこの曲で締めるくらい好きな曲。
曲を聴いてひと言
どんなときも。
「どんなときも。」は、1991年に発売された2枚目のアルバム『君は誰と幸せなあくびをしますか。』の11曲目に収録されています。
槇原敬之といえばこの曲。定番なので外そうかと思いましたが外せませんでした。
曲を聴いてひと言
「(生きていれば)どんなときも(ある)」このひと言にいろんな思いが詰まっている一曲。
最後に。
Youtube
行きたかったけれど行けなかったコンサートのライブ映像「Makihara Noriyuki Concert 2018“TIME TRAVELING TOUR"1st season」が発売されたので観ました。
このコンサートで歌われた曲のどれかを、昔好きでよく聞いていたなぁっていう人にはぜひ見てもらいたいですね。選曲がものすごくいいんです。
当時私たちが大切に聴いていた曲を、マッキーは今も変わらず大事そうに歌い続けています。
マッキー自身、歌詞に自分を重ねてラブソングを歌っていた時期もあったでしょう。しかし、このツアーで聴くマッキーのラブソングは、聴く人ひとりひとりが歌の世界の主人公になれるように歌ってくれているようでした。マッキー自身が年を重ねて恋愛から距離をおいているからか、少し離れたところから恋する人を見守り応援するような歌声に聞こえました。
マッキーの歌声を聴いていると、格好悪かったり情けなかったりする自分を許せてしまうから不思議なんですよね。
曲が終わって冷静に考えるとやっぱりダメな自分なんだけど、「明日はきっと今日よりもいい日だろうな。」と思えるくらいには気持ちが軽くなっています。